関連プロジェクト
多様な支援の形を容認し、よりよい未来創り上げる。ビーコムはアパレルブランドとして収益(売上総利益)100%を寄付/物資支援へと繋げ、様々な社会問題への取り組みを実施(下記記載)。
このビジネスモデルの広がりは「支援の輪の広がり」を意味し、明るい未来に繋がる一歩となります。
①犬・猫の殺処分問題改善
日本では今、年間約3万匹もの犬や猫が私たち人間の手によって命を奪われています(令和元年、環境省自然環境局)。この殺処分数は年々減少傾向にあるものの、いまだに多くの命が人の手によって奪われています。殺処分問題を改善するためにはまだまだ多くの課題が残されています。 その一例が日本のペットショップの在り方や、それに関わる悪質なブリーダー等の存在です。
ペットショップに並べられている犬や猫。これはよく見かける光景。
ではこれらの可愛い犬や猫はどこからやってきたのか。
もちろん例外も多くありますが、パピーミルという工場から送られてきた犬や猫がショーケースに並べられています。
「商品」として販売するため工場で親犬/親猫に繁殖させて産ませたものです。
生後56日を過ぎるとオークションにかけられショップに納品、その後販売という流れになります。では、売れ残った犬や猫はどうなるのでしょうか・・・
彼ら(彼女ら)を待っているのは
「殺処分」
「実験動物として販売」
「繁殖犬(猫)として産めなくなるまで狭いゲージで生活」など
ビジネスのための商品、人間のお金儲けのために作られた商品である以上、この仕組みは変わりません。法律や多くの方々の活動によって改善はされてきているものの、まだ「モノ」としての扱いを受けて失われる「いのち」があります。
シェルターで保護された犬や猫が保証されている命はたったの「3日」。
それ以降はそれぞれの施設の判断に任せられています。平均して7日で多くの犬や猫が殺処分。その最期は安楽死なんかでは決してない。
鈍い機械音と共に迫り来る鉄の塊
押し寄せられた先で待っているのは何もない狭い空間
冷たく狭い部屋で二酸化炭素が送られ
「窒息死」
その最期のボタンを押すのは人であり、そうさせているのもまた人。ガス室で苦しみながら命を終える犬や猫を思い出すたびに、 この現実は多くの人の胸を締め付けます。BeCommeはこの問題を必ず改善してみせます。
BeCommeだけの力では困難なことが多いですが、皆さんのお力添えを頂きながらできることから取り組み、多くの方の意識を少しずつ変えていきたい。そしてその想いを行動へと繋げていく。この世界は願った通りにはなかなかいかないし、どれだけ想いが強くても明日は変わらない。
明るい未来は、
「願い、行動した先にある」
犬の殺処分問題や保護活動を行う個人や団体様(ペットライフサポーターBATON)、また犬と同席可能なドックラン併設のカフェなどとパートナーシップを締結。宣伝広告や活動内容の発信、寄付活動などを継続的に行っています。

※(下)BATON様 保護犬/猫専用の譲渡スペースを備えた「ペットを売らないペットショップ」ショップ運営と共に、犬猫の保護と譲渡活動を実施。
②不登校生徒の問題への取り組み
「学校に行きたいという思いと、学びたいという思いは必ずしも同じではない」
大和高田市青少年支援センターの「ヒサかた」様にご協力頂きながら支援を実施させて頂いています(-2023)。不登校やその他多くの問題を抱えた生徒が集う「ヒサかた」。不登校生徒と言っても、中学までは義務教育であり、不登校であっても基本的にみんな卒業していきます。問題なのはその後です。
必ずしも不登校の人が「学びたくない」「サボりたい」から学校に行かないわけではない。とはいえ、中学校まで人と多く関わらなかった生徒にとって、義務教育を終了後すぐに社会に参加することはハードルが高く、再び引きこもってしまうのが現状です。そこで、大和高田市「ヒサかた」と連携し、義務教育を終えた引きこもりの人や元・引きこもりだった人を対象に、支援を実施。
多くの問題を抱えた当事者の思いに寄り添いながら、商談や視察の同行、工場見学などの業務、イベントへの参加などを通しての職業体験の機会を提供。さらに彼ら彼女らの想いや状況を優先しながら関わりを深めていきます。最初はただ一緒にいて共に時間を過ゴスだけでも、それが何か少しでも支えになるのなら。”BeComme”が、彼・彼女たちにとっての居場所になればと思い、小規模ながら取り組んでいます。これからその活動の範囲も広げていく予定です。
③環境問題(海洋汚染問題)
環境汚染問題、具体的には海洋汚染問題への取り組みを行うボランティア団体等への支援を実施。
大小関わらず今できることから取り組みを進めるという考えのもと、現段階でもBeCommeでは可能な限り環境への負担を軽減するため、「オンラインショップで販売/発送を行う商品の梱包にプラの袋は一切使用していません。」加えて、「在庫破棄数ゼロ」をお約束しています。
そもそも、本来であれば環境問題とアパレルというものはアンマッチ(不適合)です。なぜなら、アパレル産業は世界で2番目に環境汚染をしている産業であると言われているからです。年間930億㎥の水を使用し、膨大なプラスチック素材を海洋に投棄しているアパレル産業は、国連貿易開発会議(UNCTAD)に汚染産業として挙げられました。
アパレル業界全体として環境に大きな負担を与えていることは事実であり、これが現状です。それでもBeComemがアパレルブランドとして殺処分問題等にアプローチしようとしたのには理由があります。詳しくは「なぜ靴下なのか」に記載されていますが、とにかく「何とかしないといけないな」「可哀想だな」という問題意識から実際に行動に移るまでに人々が感じる、『潜在的なハードルの高さ』を少しでも低くしたかったからです。
しかし、そういった理由があるからといってむやみにアパレル製品を製造し、在庫破棄して良いわけではもちろんありません。BeCommeは持続可能性を高めるような商品製造や環境に配慮した体制の改善のため、それらに力を入れる企業や個人様と連携して活動しています。大きな問題の一つでもある「在庫」についても工夫をしています。
アパレル業界、特に実店舗を持たずにオンラインで運営するBeCommeのようなブランドにとって「在庫」というものは避けては通れない大きな課題です。しかし、この在庫は無駄な消費や破棄につながる大きな問題のため、BeCommeは在庫の上限数を低く設定し、さらに在庫数が一定のラインを下回るまでは新たなプロダクトを制作しないことをお約束しています。
なお、在庫の破棄は一切行わず、処理が必要な在庫に関しましては各種施設やその他関係者の皆様へと寄付を致します。